二人の伯母さん

幼児期のわたし

父親のきょうだい

父親のきょうだいは4人いて、姉が2人、兄が1人いる。

長女 真知子伯母さん

次女 節子伯母さん

長男 孝伯父さん

次男は生後数日で亡くなっていて父親は戸籍上は三男になる。名前は清。

真知子伯母さんには上から勇くん、美佐子ちゃん、百合子ちゃんと3人の子がいた。

節子伯母さんには上から一彦くん、久恵ちゃん、慎吾くんとこちらも3人の子がいた。

孝伯父さんには上から孝子ちゃん、勝くんと2人の子がいた。

そして私の父親には姉の美穂と私がいて祖父母には総勢10人の孫がいた。私はその中で一番年下だった。

真知子伯母さん

私が幼い頃

真知子伯母さんはかなり大昔に会ったおぼろげな記憶しかなく、2番目の姉の節子伯母さんはきょうだいの誰よりも祖父母と仲が良く、たまに遊びにきていた。

旦那さんは晃伯父さん。田舎の港町で清水商店という店を経営していた。

勇くんは10歳離れていたので、遊んだ記憶はほぼない。美佐子ちゃんも百合子ちゃんあまり会えなかったせいか幼い時はおぼろげな思い出しかなかった。

その中でも不思議なことに覚えているのは真知子伯母さんの家に遊びに行くと近所の公園に紙芝居を見に行っていたこと。

私は美佐子ちゃんと百合子ちゃんに連れられて、その紙芝居を何度か見に行った。

紙芝居の話の内容は全く覚えていないが、水飴せんべいを買ってもらってみんなで食べた。

港のそばに住んでいて、家を出て左の方向に少し歩くと船着場があり、漁船がたくさん停泊していた。そしてうみねこがたくさん飛んでいたのもなんとなく覚えている。

大人になってからこの話をしたら美佐子ちゃんはものすごく驚いていた。

節子伯母さん

節子伯母さんとその子どもたちは定期的に遊びに来た。というのも、節子伯母さんはまだ子供たちが小さい頃に旦那さんを病気で亡くしていて、子供だった私にはわかりかねる事情を抱えていた。

節子伯母さんの旦那さん、良一伯父さんは東京で会社を経営していて(要するに社長)田舎者の私には考えられない贅沢な暮らしをしていた。

そして、私たちにもとても優しかった。あの頃は珍しいポラロイドカメラで私たちの写真を撮ってくれたり、8ミリの映写機なんかも使っていた。

アクティブな人で、夏は登山、冬はスキーといったように家族で出かけ、たまに私も登山に連れていかれた。

良一伯父さんが撮ってくれたポラロイド写真。
みんなで山へ虫取りに。

連れていかれたというのも、決して行きたかったわけではなくいとこたちも行くからと誘われるのだが疲れることこの上ない。

今考えると伯父さんには申し訳ないが(苦笑)幼いながら、もう二度と行きたくないと思う疲れすぎる遊びが多かった。

節子伯母さんの娘の久恵ちゃんも、よく遊んでくれて本当の妹のように可愛がってくれた。

久恵ちゃんはたのきんトリオが大好きで、オシャレなお姉さんだった。

私もその影響でトシちゃんのファンになり、だんだんアイドルというものを知って久恵ちゃんから聞く芸能人の話が楽しくて仕方ないものになった。

久恵ちゃんが次に遊びにきた時に、一緒に番組の話をしたい!私はせっせと歌番組を観たものだった。


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