幼児期のわたし

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幼馴染と駄菓子の思い出

初めての親友保育園は自転車で、雨の日はバスで登園したが、幼稚園には徒歩で通った。歩いてもさほどの距離ではなく、駐車場も狭いのでほとんどの子が歩いて登園していた。登園時間に同じクラスの友子ちゃん、隣のクラスの愛ちゃんと一緒になることがあった。...
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初めての虫歯治療

私は虫歯が多い私は虫歯が大変多い。なんなら、前歯は全歯、程度の差はあれ虫歯だ。私は幼少期に歯磨きということを知らなかった。幼稚園に入って初めて歯磨きという行為を覚えたくらい。祖父母が歯磨きをしているのをほとんど見たことがなかった。祖母は毎晩...
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保育園から幼稚園への転園

保育園から幼稚園へ保育園が老朽化で別の場所に建て直して移転することになった時今度は幼稚園にいくことになった私。幼稚園では昼寝をしなくていいらしい。脱脂粉乳もないといいな。幼い私はそんなことを考えた。私は年長の1年間だけ、家から徒歩で通える幼...
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僻み根性【優秀ってなに?】

比較対象の優秀な姉私には2つ年上の姉がいた。いたというか、今も生きているので「いる」なのだが、幼い頃の私の記憶の中にしばらくの間姉はいなかったということだ。写真もなかった。家にある私の写真は保育園時代から始まっていて、赤ん坊のころの写真も当...
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後追いと置き去り・・・

私の拠り所どんなに怒鳴られても叩かれても私は祖母の後を追った。姿が見えないと不安で、どこへ行く時もついて行った。もちろん毎日怒られたり叩かれたりしたわけではないが気が短い祖父母はすぐに手が出た。虫の居所が悪かったり、忙しいときにぐずると怒鳴...
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ひとり遊び【幼児期の孤独】

わたしの幼児期の一人遊びたまに来る父親が、大盤振る舞いでおもちゃを買ってくれるのはいいが、そのおもちゃで一緒に遊んでくれる人もいなかったわたし。一緒に暮らすきょうだいもいなかった私は、家では1人ぼっちで遊ぶしかなかった。とにかく毎日家では一...
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ナツメ球の思い出【トラウマ】

父親のこと父親はたまにしか帰って来ない人だった。祖父母は商売をしていたので、本当はその商売の後を継ぐ予定の人だったそうだ。しかし、結婚して姉が生まれてから間も無く祖父母と喧嘩して家族で家を飛び出し、その後私が生まれて、しばらくして母と離婚。...
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入眠儀式と指しゃぶり【いくつまで?】

指しゃぶり私は3歳の頃いつも指しゃぶりをしていた。暇さえあればというか、眠いわけではなくても。精神状態はいつも不安定だったと我ながら思う。家は商売をしており、祖父母が忙しく仕事をしているので、保育園にいる時以外はいつも一人ぼっちで遊んだ。そ...
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嫌いの記憶【3歳くらい】

寂しい夕方が嫌いだった保育園の帰り道、2〜3日に1回、祖母はスーパーに寄っていた。いつもそこで三角のテトラパックに入ったコーヒー牛乳を買ってもらい帰宅すると小さいインスタントラーメンを作ってもらって食べた。自分の記憶で、いつもおやつはそれ。...
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ぬくもりを求めて【抱っこを拒否されて】

抱っこは赤ちゃんだけ祖母は幼い私が抱っこを求めると決まって「今忙しいから。」とか「もう赤ちゃんじゃないから。」と言い、膝に乗ったりおんぶをせがむと「重いから。」と言って触れ合うことを拒否していたように思う。なので、私には無邪気に祖母に甘えた...