小学生時代

小学生時代

学校の道具

みんなと同じのが欲しい私は小学生時代、学校の道具を全く大事にできなかった。むしろ、早く壊れろと思いながら使っていた。理由は簡単。みんなと同じものを買ってもらえなかったから。私たちの時代は、学年全員が同じ道具を使っていた。私の子供たちの時は、...
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手乗り文鳥のピーコ

手乗りの白文鳥祖父は店も構えていたが営業もしていたので、遠方での仕事で帰りが遅くなりそうな時は私も連れて行かれることがあった。とあるお客さんの家に行った時、そこには可愛い文鳥がいた。手乗りの白文鳥で忘れもしない名前は「チュリちゃん」という。...
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大量の返却物

父親の荷物父親が出て行ってから何年経っただろうか?親戚中からそっぽを向かれた状態でどんな暮らしをしていたのやら、私が高学年の時に学校から帰ると仏間に大量の荷物が置いてあった。どうしてか分からない。ある時、急に家に大量の荷物が運び込まれてきた...
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みんなのお母さん、私のお母さん

整くんの言葉「ミステリと言う勿かれ」という漫画がある。わたしが中学の時に大好きだった田村由美先生が書いている漫画だ。「子供はバカじゃないです。自分が子供の頃バカでしたか?」と言うセリフがある。何年か前にドラマになった時、整くんの名言が心に響...
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差別

雪ちゃんのお友達、香奈ちゃん私たちが3年生になると、愛ちゃんの妹の雪ちゃんが1年生になり小学校に入学した。ある日、愛ちゃんの家に遊びに行くと、雪ちゃんが可愛い女の子と遊んでいた。雪ちゃんのお友達で香奈ちゃんという。香奈ちゃんはおしとやかな女...
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苦手克服の3年生

鈍くさい女子祖母の希望はなんでもそつなくこなす子だったので、勉強も運動も生活全般、ちょっとできるくらいではダメだった。3年生の時、担任の先生が若くて先生になりたてゆえに熱心だったのとそろばんを始めたことで算数が5になった。他の教科もおおむね...
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そろばん教室

そろばんやりたい3年生のクラス替えで、私は愛ちゃんと同じクラスになった。愛ちゃんのおばあちゃんに会った時、またよろしくねみたいな話になって、また遊びたいなという気持ちになった。でも、愛ちゃんちに行くときっと友子ちゃんがいるよな…意地悪姉妹は...
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もうひとりの幼馴染

幼馴染アッキー3年生になり、私は同じ町内にもう1人同級生の彰子ちゃんがいることを知った。今までなぜ知らなかったのか?というのも、彰子ちゃんの家は、会社を経営していて、その事務所の脇に自宅があり、その敷地の半分が隣の町内、もう半分は私たちの町...
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森田塾

森田塾は忍者屋敷森田塾は先生の自宅の裏手に教室を増築した作りだった。まず門から入り建物の横を通り、家の裏手に回る。増築部分には簡易的なアルミのドアがあり、そこから靴を脱いで上がる。真っ暗な入り口の先に忍者屋敷のような作りの急な階段を上がった...
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漫画家えっちゃん

漫画を描く小学生、えっちゃん2年生の時、仲良くなった子に恵津子ちゃんという子がいた。みんなにえっちゃんと呼ばれていたその子は2年生ですでに漫画を描いていた。ちゃんと起承転結のストーリーが出来上がっていてもちろん絵も上手い。登場人物はクラスメ...